皮肉な遊び心を時計に?グルーヴィジョンズが手がける時計とは
東京のデザイン・スタジオ〈groovisions(グルーヴィジョンズ)〉。グラフィックやモーショングラフィックを中心に、音楽、出版、プロダクト、インテリア、ファッション、ウェブなど多様な領域で活動するアート集団。
そんな彼らと、Q&Q SmileSolarがコラボレーション。ここでは、〈groovisions〉代表の伊藤さんにデザインに込めた想いや、〈groovisions〉のものづくりについて聞きました。
視点を変える面白さ
―今回は、〈groovisions〉代表の伊藤さんにお話を伺うべく、〈groovisions〉さんのオフィスにお邪魔しました。素敵なオフィスですね。
伊藤さん:ありがとうございます。
groovisions 代表 伊藤さんオシャレなオフィスにはアート本をはじめ、これまでの作品などが飾られていました。
―早速今回のコラボウォッチについて質問です。どんなテーマでデザインされましたか?
伊藤さん:この時計は、「遊びごころ」をテーマにデザインしています。時計は「時間を確認するためのもの」ですが、個人的にその機能はそれほど求められていないのでは?と思うんです。
―というと?
伊藤さん:時計は今や時間を確認するためのツールではなく、一つのアクセサリーとし楽しんでいる人が多いのではないかなと。
―なるほど。確かにQ&Q SmileSolarの時計もファッションの一部として気軽に楽しんでもらいたい想いがあります。
伊藤さん:そうですよね。だから、「時計のデザイン」と言っても、固定概念に囚われず自由な発想でデザインしたいと思いました。
―そして登場したのが今回のコラボウォッチ。
伊藤さん:コラボウォッチには、スマートフォンやパソコンを使っていると、よく画面に現れる「roadingmark」をデザインしています。
―ダウンロード中やサイトへログインする時によく目にするマークですね!「待ち時間」であるこのマークは、どちらかというとネガティブな印象を受けるのですが。
伊藤さん:アイロニカルなデザインですよね。でも、待ち時間も、考え方次第で豊かになる。遊び要素があることで、 新たな気づきがあるんじゃないかなと。そういうメッセージですかね。
―その視点からこのマークを取り入れられたとは斬新なアイデアですね!
伊藤さん:時間を確認するためだけなら、このデザインを選ばない。でも面白いから着けてみようかなという気持ちになってくれる人はいそうですよね。毎日にユーモアをプラスしたい人におすすめしたいです。
groovisionsは、シンプルで明確なアイデアをカタチにする
―コラボウォッチのデザインはいくつかご提案いただきましたよね。どれもすばらしいデザインで、一つに絞るのが大変でした。
伊藤さん:今回のコラボウォッチの制作は4名で案を出しあって挑みました。
―制作するにあたり、〈groovisions〉として意識されていることはありますか?
伊藤さん:今回の時計に関しては、「自由にデザインしてください」とオーダーをいただいたので、メンバーそれぞれ自由に楽しんでデザインしました。ただ、「シンプルで明確なアイデア」というのは日頃から意識しています。アイデアをいかにカタチにするか、みたいな。僕らが受ける仕事には必ず課題があって、それをどう解決するかが重要になります。どうカタチにしたら伝わるだろう。というのは常に意識しています。
ーそうですね。Q&Q SmileSolarとしても、たくさんの人に手にとっていただき、待ち時間を含む日常を楽しんでもらえたら嬉しいです。
おわりに
〈groovisions〉デザインのコラボウォッチは絶賛発売中。この時計を身につけて、ユニークな毎日を過ごしてくださいね。