忙しい人ほどアクティブに。20BAR SERIES自身が語る、ON・OFFを切り替えない理由
仕事とプライベートは切り分けるべき派と、そうでない派。あなたはどちらのタイプですか?今回は、“アクティブな時計”として活動する20Bar Series 003にインタビューを実施。彼は仕事とプライベートに線引きをしないらしいのですが、その理由は一体何なのかを聞いてみました。
―20Bar Seriesさん、本日はよろしくお願いします!
20Bar Series:こちらこそよろしくお願いします。本日は私の休日の様子をご覧になりたいということで、わざわざこのビーチまでお越しくださってありがとうございます。
―いえいえ全然。このビーチはよくいらっしゃるんですか?
20Bar Series:そうですね。休日のほとんどはここで過ごしているので、毎週欠かさずきます。海の透明さや砂浜の綺麗さが本当に素晴らしくてお気に入りなのですが、何よりもこのビーチにいる人が素敵なんです。普通、時計がビーチでくつろいでたら、もの珍しさに写真の1枚も撮るじゃないですか。でも、ここでは誰一人としてそんなことはしない。人も時計も関係なく、全ての存在が心地よい時間をここで過ごせるようにお互いが気配りをしているんですよ。
―素晴らしいですね。ところで、20Bar Seriesさんの、時計としての一番の特徴は…
20Bar Series:「20気圧防水」、ですね。水泳はもちろん、サーフィンやジェットスキーといった、ハードめのマリンスポーツにも対応できる高い防水性が自慢です。
―ですよね。それゆえに、時を刻むというお仕事でも、よくビーチにいらっしゃってると思うのですが、それでもOFFの日はビーチなのですね。
20Bar Series:ええ。考え方として、仕事は仕事、プライベートはプライベートとはっきり線引きをして、休日はどこにも行きません、めちゃくちゃインドアです、みたいなパターンもあるとは思います。もちろん、それも全然悪くないと思いますが、私はあえてON・OFFのスイッチを設けないことにしたんです。
ーなぜですか?
20Bar Series:ON・OFFを明確にすると、スイッチの切り替えをする時にものすごくエネルギーを使うなと思ったんですよね。例えば、有給休暇を1週間とか長めにとって旅行に行くとするじゃないですか。その時って、前半は純粋に楽しいですが、後半になるとだんだん、「もう終わっちゃうな…」っていう感情も生まれてきますよね。それが私はすごく嫌で…。実際に1週間も休むと、仕事にスッと戻るのも正直しんどいですし。
ーああ〜、わかります。
20Bar Series:今話してて思ったんですけど、私は割と不器用なのかもしれません。器用な方はスイッチをスムーズに切り替えて、程よくリフレッシュしながら仕事をしていけるのでしょう。ただ、私は逆にON・OFFの垣根がない方がやりやすいと思ったので、仕事をそのまま趣味にしてしまった感じですね。ライフスタイルとしてもすごくシンプルなのでとても良い感じですよ。
|地球規模で考えることの良さがある
―20Bar Seriesさんはデザイン的にもパキッとしていて、いつもポジティブに過ごしていらっしゃる印象があるのですが、実際のところはいかがですか?
20Bar Series:そうですね、悩んだりすることはほとんどないですね。全力で生きていれば多少はムッとすることもなくはないですが、海の中に入ればすぐに忘れちゃいます(笑)。なんだって地球規模で考えれば些細なことなんで。
―なるほど、自然の力ってすごいですね!
20Bar Series:海もそうですし山でも良いのですが、大自然と触れ合うって本当に素晴らしいですよ。たまたま20気圧防水という特徴を持っていたのでこうして海にいることが多くなりましたが、20気圧防水でなければきっと大自然の魅力を知らないままだったはず。なので私はとてもラッキーだったなと思います。
―大自然と触れ合うことの何が特に良いのですか?
20Bar Series:個人的には、無の状態になれる、いわば瞑想状態とでも言いましょうか、そういった感覚に浸れるのがとても好きなんですよね。
―瞑想状態…。
20Bar Series:あ、すみません、わかりづらいですね。言い方を変えると、先ほど冗談半分で言った、「なんだって地球規模で考えれば些細なこと」という一言に尽きるかもしれません。普段暮らしていてちょっと行き詰まったり、思い通りに行かない時って、思考が無意識に狭まってしまっていることが多いんですよ。そんな時に、ON・OFFという次元をはるかに超えた、地球規模という広い視点に立ち帰れる。それがとても良いですね。
―そういうことですね、理解しました。
20Bar Series:視点が変わるって、とても気持ちの良いことだと思うんですよね。見えない部分が見えて、気づかなかった部分に気づける。ビーチでゆっくりしながらいろんなことをボーッと考えていると、最近あった出来事やずっと考えていたことが結びついて大きな気づきを得ることがあるんです。それがとても楽しい。ちなみに最近の気づきは、私たちが時を刻むことと、大工さんがカンナをかけることは近いかもしれないということです。
―それはどういう…。
20Bar Series:このお話をしていると日が暮れてしまうので、また別の機会にしましょう。
―楽しみにしております!ありがとうございました。
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